今日は、心配しすぎないことの大切さについてです。
50歳を過ぎると、あれやこれやと心配になることが増えますよね。
仕事、家庭、健康、将来のこと…。
気づけば一日中「もしも…」と考えている自分がいることもしばしば。
しかし、ちょっと待って!その心配、実はちょっと過剰かもしれません。
そこで、今日は「心配しすぎないための心のマッサージ」をご紹介します。
心配しすぎてしまう深層心理とは?
心配するのは、人間として自然な感情ですが、
どうしても過剰になりがちなのはなぜでしょう?
その理由は、実は私たちの「防衛本能」にあります。
私たちの脳は、過去に起きた痛い経験や不安な出来事から学び
それを回避しようとします。
つまり
「あの時こうなったから、今度はこうならないように気をつけよう」
と無意識に警戒してしまうわけです。
そして、年齢を重ねるごとに、私たちの脳は
「リスク管理」や「未来の不安」
をより強く感じるようになることも。
50代になると、子供の独立、親の介護、健康問題
そして老後のことなど、さまざまな不安が重なり
「心配しないと不安が解消されない!」
という思考が頭をよぎります。
つまり、心配が「解決策」になっているわけです。
心配しすぎるとどうなるのか?
でも、この心配のし過ぎ
実は体にとっても心にとっても良くない影響を与えるんです。
- ストレスの蓄積
心配しすぎると、無意識にストレスホルモン「コルチゾール」が分泌され、体が常に緊張状態に。これが続くと、疲れやすくなったり、免疫力が低下して病気にかかりやすくなることも。 - 睡眠の質が悪化
夜、寝ようと思っても頭の中が「もしああなったら?」とぐるぐる回り、なかなか寝付けない…なんてことも。睡眠不足になると、翌日も心身に悪影響が出ます。 - 人間関係に影響が出る
心配しすぎると、周りの人にもその気配が伝わります。「大丈夫?」と心配されることが増えると、逆に「私は大丈夫よ!」と強がりたくなる気持ちが芽生え、ちょっとした言動で人間関係に亀裂が入ることも。 - 過度な計画と準備に疲れる
未来を過剰に計画し、すべてのリスクを想定して準備しようとすると、やり過ぎて疲れ切ってしまうこともあります。過剰な準備はかえって逆効果、心の負担になりがちです。
とはいえ、心配することにもメリットはある!
もちろん、心配しないことばかりが良いわけではありません。
心配は私たちを守るためにも必要です。
たとえば
「健康が心配だから運動する」「お金のことが心配だから貯金をする」
といった具合に、心配が行動に繋がることもあります。
心配は、私たちが「今できること」を考え
準備するためのエネルギー源となるのです。
さらに、心配することで、予測や計画を立てることができ
未来に対して準備をすることができます。
それに、ちょっとした心配は「人生のスパイス」として
私たちを少しだけ真剣にさせてくれる存在でもあるのです。
心配しすぎないためのコツ
それでは、心配しすぎないためにはどうすればいいのでしょうか?
以下のコツを実践してみてください!
- 心配を「リスト化」してみる
心配事が多すぎて頭の中でぐるぐるしているなら、一度紙に書き出してみましょう。書き出すことで「本当に心配する必要があること」と「気にしすぎなこと」が整理でき、心がスッキリします。 - 自分を「今、ここ」に戻す
未来の心配や過去の反省が頭に浮かんだとき、「今、ここにいる自分」に戻る練習をしてみましょう。深呼吸をして、目の前のことに集中することで、過剰な心配を防げます。 - 「完璧を求めない」
完璧を求めすぎると、何事も不安で一歩踏み出せなくなります。「まぁ、完璧じゃなくても大丈夫!」と思えるようになれば、心配は減ります。 - ポジティブな自己対話をする
自分が心配しているとき、「どうせダメだろう」「うまくいかないに決まっている」と思いがちですが、そんなときこそポジティブな言葉を使いましょう。「私は大丈夫」「なんとかなる」と言い聞かせることで、心配が和らぎます。 - 信頼できる人と話す
心配が大きくなりすぎたら、信頼できる友達や家族と話してみましょう。意外に「心配するほどでもないよ」と言われて、気持ちが楽になることがあります。

最後に
「何かあったらどうしよう」と思うのは自然なこと。
適度な心配はリスクを回避するために大事なことですし
自分の精神的な安定にもつながります。
ただ、過度に心配しすぎると、自分を苦しめてしまうかもしれません。
時には「心配してもどうしようもない」ということを認めて
心を軽くしてあげることも大切です。
というわけで、心配しすぎず
でも必要な心配はして、バランスをとっていきましょう!
これからも元気に、笑顔で、心も体も健やかな毎日を送りましょう。
昨日は過ぎ去りました。明日はまだ来ていません。
私たちにあるのは今日だけです。さあ、始めましょう。
(マザー・テレサ/修道女)
ありがとうございました。
50歳役職なし。キャリアカウンセラー。
タフに真面目に仕事に取り組んできた氷河期世代女性です。
50代のこれからの働き方や50代からはこれをやろうを、もがきながら考えていきます。