否定しないアドバイスのすすめ

職場でのすすめ
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職場で後輩にアドバイスをする際に
気をつけていることをお話しします

後輩にアドバイスをする際は
否定的にならないよう
ポジティブなアプローチをしましょう

…と
これは誰しもが意識して気をつけて
いることだと思います

わたしもしっかり肝に銘じておりました

けれど
よく分かっていたはずなのに
後輩を否定する結果になっていたのです

どういうことかというと

後輩の話を聞き
「うんうん、そうだね」「うん、確かにね」
ここまではよし

そしてわたしの頭の中
(何か良いアドバイスをしてあげなきゃ)

そこで、出てくる言葉といえば
でもね、こうしたらどうかな・・・」
それよりも、こんな考え方があるよ・・・」

もう否定ですやん

何か良いアドバイスを言ってあげなきゃ
と思うあまり、せっかく後輩が出してくれた
アイディアを否定する形になってしまって
いたのです

これは全く気づかず
むしろ良いアドバイスができた、と
ご満悦になっていた自分
ほんとうに恥ずかしいです

後輩のうつむいた顔
ありがとうございますを言う前の間
アドバイスの後もなにか言いたげな表情

あー完全にやってしまっていました

それからどう改善したかというと

 質問するようにしました

後輩に質問して
自分で答えを導きだしてもうらうようにしたのです

例えばこんな感じです
後輩:「最近、計画の進捗が思うように
いかなくて、どうしたらよいか分からないです」

私:「そうなんだね、思うようにいかないと
感じているんだね。それはどんなところなのかな」

後輩:「うーん、一緒に進めているメンバー
とのコミュニケーションがうまくいっていない
気がします」

私:「コミュニケーションに課題を
感じているんだね。それを改善するために
どうしたらよいか考えたことはある?」

後輩:「うーん、まだ具体的には考えていない
のですが、ミーティングを増やすとか
メールで確認をとるとか、ですかねー」

私:「ミ―ティングを増やすのは良いアイディア
だね。メールで確認をとりながら進捗を可視化
するのも良いね。それを実行したらどんな効果が
期待できるかな」

後輩:「ああ、みんなの意見を直接きけるし
進捗を確認できて、情報共有がしやすく
なるかもしれません」

私:「おおすごい!他にメンバーとの
コミュニケーションを良くするために
できることはないかな?」

後輩:「そうですね、週に一回のカジュアルな
ランチミーティングを設定するのも
いいかもしれません。
気軽に話せる機会が増えるし」

私:「すばらしいアイディアだね!
それを試してみてはどうかな?」

後輩:「はい、ぜひやってみます!
ありがとうございます!」

まず質問で
後輩が直面している問題を明確にします
その問題に対してどうしたらよいか
後輩にみずから考えてもらいます

そしてどんな効果があるか後輩みずから
考えることで、後輩が勝手に自分で自分の
アイディアに対する理解を深めてくれます

最後は自分で導いた答えに向かって
自信をもって意欲的に進めていく展開になりました

わたしは後輩の言葉を
復唱→質問→復唱→質問

をしただけで
なにもアドバイスはしていませんが
最後にはありがとうございます!と感謝されます

これが本当の意味で
否定しないアドバイスだと思います

こんな風にうまくいかない時もあります
後輩から答えが出てこない時もありますけどね

そんな時は「どうしたらいいかな…」と
あくまでも一緒に考えるスタンスで
答えは言わず、粘り強く質問を繰り返します

正直、根気がいります
時間に追われていると
後輩から答えが出てくるのを待てずに
ついポロっと自分の意見やアドバイスを
口に出してしまうことがあります

私はまだまだです(;^_^

我以外皆我師也(われ いがい みな わが し なり)
(吉川英治氏/作家)

自分以外の全ての人や物が先生である

まさに。

いくつになっても学ばせてもらえる
ありがたいことです

ありがとうございました。

窓ぎわみやび

50歳役職なし。キャリアカウンセラー。
タフに真面目に仕事に取り組んできた氷河期世代女性です。
50代のこれからの働き方や50代からはこれをやろうを、もがきながら考えていきます。

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