「仕事は好きなのに人間関係がうまくいかない…」——50代女性が悩まされる職場での人間関係。特に女性の多い職場は悩みが深いよう。女性同士のいざこざは、時にドラマのように複雑で気づけば巻き込まれ、知らぬ間に「退職」という選択を迫られることも……。仕事は好きだから続けたいのに、と残念な想いを抱きつつ職場をあとにすることに…。
でも、大丈夫、うまくやる方法はあります。
ここでは、職場にいる”ちょっと困った人”の具体例と、その対処法をお伝えします。
【職場の面倒な人5選】
1. 「噂好きスピーカーさん」
「ねぇ聞いた?○○さん、昨日課長と飲みに行ったらしいよ」
こういう方、どこにでもいます。話を盛るのが得意で、何でも「知ってる風」に語るタイプ。情報の7割は彼女の創作なので要注意。
対処法:
- 必要最低限の会話にとどめ、反応は「へぇ〜」の一言で済ませるのがベスト。情報の出どころを探るのは時間の無駄!「そうなんですね」と興味のない様子を見せると、相手は次第に話す気をなくします。
- 情報が事実か気になる場合は、本人に「直接お話しした方がいいかな?」と穏やかに確認するのも効果的。
2. 「被害者アピールの女王」
「私、みんなにいじめられてるの……」
実際は「ちょっと注意された」だけだったりします。共感を引き出すのが上手なので、巻き込まれやすいのが厄介。
対処法:
- 話は聞いてあげつつも深入りは禁物。「それは大変ね〜」と軽く流しましょう。安易に「私もそう思う」と乗っかると、一緒にトラブルの渦に引きずり込まれます。深入りせずに話題を切り替えましょう。
- 「でも○○さんがしっかりしてるから大丈夫よ!」と前向きな言葉で話を終わらせると、距離を取りやすくなります。
3. 「マイルール押し付けお局様」
「お茶は3時に淹れなきゃダメよ!新人の頃はね……」
長年の経験があるのは素晴らしいのですが、昔からのやり方が正しい、と押し付けがちな方。
対処法:
- 「そうなんですね、参考になります!」と一度は受け入れる素振りを見せ、その後は「今のルールだとこうしています」と説明して距離を置きましょう。
- 「困ったときはぜひ教えてください」と“先生”扱いすると、意外と機嫌が良くなる場合があります。
4. 「何でも便乗タイプ」
「その企画、私がアドバイスしたから成功したのよ!」
他人の成果に乗っかるのが得意な人。自分の手柄にする能力はプロ級です。
対処法:
- 「○○さんがアドバイスしてくれたおかげで!」と最初に感謝の言葉を投げると、案外満足してくれます。敵に回すより先手で「巻き込み」を活用するのがコツ。
- 報告時には「この部分は私が担当しました」と具体的な役割をアピールし、成果の“見える化”を意識しましょう。
5. 「気分の波ジェットコースターさん」
「昨日は褒めてくれたのに、今日は無視!?」
感情の起伏が激しく、その日の気分で態度がコロコロ変わるタイプ。
対処法:
- 「今日は雨だから機嫌悪いのね」と割り切り、あくまで”天気のようなもの”と捉え、深刻に受け止めないのが一番。
- 機嫌が良い時に「いつも頼りにしてます」と声をかけると、次第に気分の波が穏やかになることも。
【巻き込まれないための3つのマインド】
- 「他人は変えられない」と心得る 彼女たちの行動は、あなたの努力では変えられません。「この人はこういう人」と割り切ることで、気持ちが楽になります。
- 「役割」を意識する 仕事上の付き合いは“役割”に徹しましょう。「仕事仲間」と割り切ると、余計なストレスを抱えにくくなります。
- 「自分の軸」を持つ 他人の言動に振り回されないために、「私はこうする」と自分の考えをしっかり持つことが大切です。

【巻き込まれた時の対処法】
- 「早めにSOS」 困ったときは上司や信頼できる同僚に相談を。ひとりで抱え込むと、さらに状況が悪化します。
- 「第三者を交えた話し合い」 感情的なトラブルは、冷静な第三者がいると収まりやすくなります。信頼できる仲介者に助けを求めましょう。
- 「距離をとる」 最終手段は“静かにフェードアウト”。気が合わない人とは、無理に付き合わなくてもいいのです。
【最後に】

職場は仕事をする場所。でも、どうしても人間関係の問題はつきものです。大切なのは、適度な距離感かもしれません。
「頑張って上手につきあっていかなきゃ」と思い詰めるより、「この人の行動、ドラマのキャラみたいで面白いな〜」くらいの余裕を持つと、心が軽くなるかも。
今日もあなたが笑顔で過ごせることを願っています!
ありがとうございました。

50歳役職なし。キャリアカウンセラー。
タフに真面目に仕事に取り組んできた氷河期世代女性です。
50代のこれからの働き方や50代からはこれをやろうを、もがきながら考えていきます。